メキシコのレオン、規定違反でクラブW杯から除外 FIFA
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【3月22日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は21日、メキシコ1部リーグのレオンがクラブの複数所有の規定に違反しているため、今夏米国で開催されるクラブW杯から除外されたと発表した。
FIFAの控訴委員会は、コスタリカのLDアラフエレンセからの申し立てを受け、グルポ・パチューカが所有しているレオンと、同じくメキシコ1部のCFパチューカが、複数クラブの所有に関する規定を満たしていないと裁定した。
大会規定の第10条1項には、参加クラブは大会の他のクラブの証券や株式を直接的または間接的に保有したり、取引したりできないと定められている。
このため、2023年にCONCACAFチャンピオンズリーグを制したレオンはクラブW杯から除外され、昨年のCONCACAFチャンピオンズリーグを制したパチューカは出場が認められた。FIFAは、代替出場するクラブは適宜発表されるとしている。
大会のグループステージ出場に対する900万ドル(約13億4000万円)の参加料や、グループステージ突破による賞金を得られなくなるため、この決定はレオンにとって多額の損失となる。
レオンはソーシャルメディアで「怒りと憤り」を表明し、この決定が「公正な競争の精神に反する」として、上訴する意向を示した。(c)AFP