【3月17日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は17日、ウクライナ紛争の終結に向けて、18日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する予定だと語った。交戦中の当事者間における「特定の資産を分割」に関する協議がすでに進行中であると付け加えた。

米国は、サウジアラビアで先週行われたウクライナとの高官協議後、同国が同意した30日間の停戦案をロシアに提示した。米当局者は17日、ウクライナとロシアの停戦合意が数週間以内に成立する可能性があるとの楽観的な見方を示した。

トランプ氏は大統領専用機の中で、プーチン氏との会談について「土地(領土)に関する話になると思う。発電所についても話すと思う」「ウクライナとロシアの双方によって、すでに多くの議論がなされているはずだ。われわれはすでに特定の資産の分割についても話し合っている」と述べた。

トランプ氏は「今後数週間で何らかの合意があることを本当に期待しているし、それが現実になると信じている」と付け加えた。

米国およびウクライナと同盟する欧州諸国はロシアに対し、停戦を受け入れるよう圧力をかけているが、プーチン氏は明確な回答を示しておらず、米国の停戦案に「重大な疑問」を呈した。

だが、プーチン氏と先週会談したトランプ政権の特使スティーブ・ウィトコフ氏は、米CNNテレビのインタビューで「両大統領は今週、非常に前向きな話し合いを行うことになるだろう」と述べた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は週末、ロシアは戦争の終結を望んでおらず、停戦に合意する前に「戦場で有利な状況を作りたがっている」と非難している。(c)AFP