国民の肥満対策のため医療機関の取り組みを推進 中国国家衛生健康委員会
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【3月14日 CGTN Japanese】中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任は9日、第14期全国人民代表大会第3回会議の記者会見で、「引き続き体重管理年キャンペーンを推進し、健康的なライフスタイルを普及させていく」と述べました。
同委員会は国民に向けて発表した「体重管理ガイドライン(2024年版)」は、有効に抑制しなければ、2030年には中国の成人のうち過体重または肥満である人の割合は70.5%に達し、児童の場合には31.8%に達すると予測する調査結果もあると指摘しています。
雷主任は、「今後は医療機関内に体重コントロールクリニックを設立し、体重問題に悩む住民に専門的なカウンセリングを行うための良い環境と仕組みを提供することを推進する」と述べました。
過体重あるいは肥満は遺伝、食事、身体活動レベル、生活習慣、社会環境の変化など、さまざまな要因の影響を受けるとのことです。人の肥満度を表す体格指数のボディマス指数(BMI)は[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で計算されます。健康な中国人成人のBMIの正常範囲は18.5から24の間です。BMIが24~28は過体重、28以上は肥満とされます。それ以外にもBMIの数値によって軽度肥満、中等度肥満、重度肥満、極重度肥満といった分類があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News