【3月13日 AFP】国際スキー連盟(FIS)は12日、ノルディックスキー世界選手権のジャンプ男子で用具に細工をした疑いで、ノルウェーのマリウス・リンビクとヨハン・アンドレ・フォーファングに暫定的な資格停止処分を科した。

FISの倫理・コンプライアンス員会は、リンビクとフォーファングに加えて、コーチら3人を正式な調査対象としている。

リンビクは、ノルウェー・トロンハイムで8日に行われた世界選手権のラージヒルで2位に入ったが、その後失格となった。また、フォーファングとクリストファー・エリクセン・スンダルも大会追放の処分を受けている。

10日にノルウェースキー連盟は、コーチらの停職を発表しており、「競技中に有利になるようにFIS規則に違反して、用具に意図的な細工をしたこと」を認めている。

また同連盟は、コーチとチームスタッフが競技の前日の7日に「リンビクとフォーファングのスーツに、追加でより硬い糸を縫い込むことを決定した」と明かしている。

スーツに追加の縫い目を入れることで、ジャンプの飛距離が伸びると考えられている。(c)AFP