トランプ氏「停戦はロシア次第」 米交渉担当者、週内にモスクワ訪問
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【3月13日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は12日、ロシア、ウクライナ間の停戦実現に向け、米国の交渉担当者がロシアに向かっていると述べた。ウクライナが前日、30日間の一時的な停戦案を受け入れる用意があると表明したのを受けた発言。
トランプ氏は大統領執務室でアイルランドのミホル・マーティン首相と会談後、記者団に対し、「担当者が今まさにロシアに向かっている。ロシアから停戦(同意)が得られることを望んでいる」と語った。
トランプ氏は詳細を示さなかったが、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は後で、中東特使を務める元不動産開発業者のスティーブ・ウィトコフ氏が、今週中にモスクワを訪れる予定だと明らかにした。
ウクライナは停戦案に同意したものの、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアを依然信用していないとしている。
ロシア大統領府(クレムリン)は12日、停戦案の詳細について米国からの連絡を待っているところだと説明した。
一方、トランプ氏はウラジーミル・プーチン大統領との新たな会談の時期について言及しなかったが、「彼が停戦を受け入れることを望んでいる」と語った。「今はロシア次第だ」とも述べた。(c)AFP/Danny KEMP