教皇の容体「安定」 バチカン
このニュースをシェア
【3月12日 AFP】肺炎のため約4週間にわたり入院中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)について、ローマ教皇庁(バチカン)は11日、容体は安定していると発表した。ただし、退院の具体的な時期については明言を避けた。医師団は前日、危険な状態は脱したとの見解を示していた。
バチカンは11日夕方、「容体が安定しているのは明らかだ。医師団の見立てでは、依然として容体は複雑だが、わずかに改善している」と発表した。
また情報筋は、教皇の様子は良好だったと明らかにした。
バチカンの広報によると、教皇は同日午前、病院の10階にある教皇専用病室の隣にある非公開の礼拝堂で祈りをささげ、バチカンの礼拝にもリモートで参加したという。
しかし、退院の具体的な日程については依然として明らかにされていない。
一部で報じられた「フランシスコ教皇のサンタ・マルタ館への帰還準備が進められている」との情報について、バチカンの情報筋はこれを否定した。サンタ・マルタ館は、教皇が住居としている聖職者向けの宿泊施設である。(c)AFP