【3月8日 AFP】国際自動車連盟(FIA)とフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は7日、米自動車メーカーのキャデラックが2026年シーズンから11番目のチームとしてF1に参戦することが最終承認されたと発表した。

TWGモータースポーツと米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の支援を受けるキャデラックは、F1と基本合意してからわずか2か月余りで承認を得た。

新チームはGMと1978年のF1王者マリオ・アンドレッティ氏の息子で元F1ドライバーのマイケル氏が代表を務めた米国チーム、アンドレッティ・グローバルのオーナーであるダン・トウリス氏との共同事業となる。

F1は以前、キャデラックと関連のあるアンドレッティ・グローバルからの参戦申請を退けていたが、GMの関与拡大がF1とFIAを方針転換させた。

アンドレッティ・グローバルはすでにマイケル氏の関与はないものの、マリオ氏が相談役を務める予定となっている。

キャデラックのパワーユニット(PU)は当初フェラーリから供給されるが、将来的にはGMが独自のエンジンを製造することに合意している。

F1のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)は、「(昨年)11月に話したように、キャデラックチームをF1に参入させるというゼネラル・モーターズのコミットメントは、F1の進化における重要で前向きな証しだった」と述べた。

また、「GMとTWGモータースポーツの数か月にわたる建設的な関与に感謝し、2026年からグリッドに迎えることを楽しみにしている。F1にとって、再びエキサイティングな年になるだろう」と期待を寄せた。(c)AFP