中国輸出、年初から低迷 米中貿易戦争激化の中
このニュースをシェア
【3月7日 AFP】中国の輸出は年初の2か月間で予想を下回る伸びにとどまった。公式統計が7日、発表された。米国との貿易戦争の激化が経済の停滞を一層深刻化させていることが浮き彫りとなった。
昨年の中国の輸出は過去最高を記録した。消費の低迷や不動産セクターの危機といった継続的な問題が重くのしかかる中、輸出は同国経済の重要な生命線となっている。
しかし、2期目の就任から1か月以上が経過したドナルド・トランプ米大統領は、中国が合成麻薬フェンタニルの流出を防げていないとして、中国製品に対し広範な追加関税を課した。
専門家によれば、トランプ政権による関税が中国経済に与える影響の全容はまだ明らかではないものの、初期の兆候として、中国の海外輸出は不安定な動きを見せている。
税関当局の統計によると、1月と2月を合わせた米ドル建て輸出は前年同期比2.3%増となったが、ブルームバーグが予測していた5.9%の成長を大きく下回った。また、昨年12月の10.7%増からも大幅に減速している。
ピンポイント・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、張智威氏は、輸出の減速について「昨年末に貿易戦争を回避するために活発だった駆け込み輸出が鈍化したことが一因かもしれない」と指摘する。
さらに、2月初めと今週の2回にわたり実施された一律10%の関税引き上げによる影響の全容は、おそらく来月から明らかになり始めるだろうと、張氏は述べている。(c)AFP