トランプ氏、ウクライナ支援を一時停止
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【3月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は3日、ウクライナへの軍事支援を一時停止するよう指示した。ホワイトハウス当局者が明らかにした。
トランプ氏は3日の記者会見で、支援停止の可能性を否定するのを控えていたが、実際に米国からの武器が前線に届かなくなれば、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ軍はにわかに不利な状況に置かれることになる。
ホワイトハウス当局者は匿名を条件にAFPの取材に応じ、「トランプ大統領は和平を重視する考えを明確に打ち出しており、わが国としてはパートナー国にもその目標達成に取り組んでもらう必要がある」と主張。
「わが国は、解決に向けて支援が確実に役立つよう、支援を一時停止し、見直しを行う」と語った。
ニューヨーク・タイムズ紙は、支援停止の影響は直ちに、数億ドル相当の武器に及んでいると報じている。
トランプ氏は3日、ホワイトハウスでの会見で、ロシアとの戦争をめぐるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の姿勢について、「米国はこれ以上我慢しない」と警告。同氏は米国の軍事支援に対して「もっと感謝すべきだ」と改めて表明した。
さらに、ロシアとの停戦に同意しなければ、ゼレンスキー氏は「長くは持たないと思う」とし、退陣を余儀なくされる可能性があると示唆した。(c)AFP
