「小さなバーコード」を使って中国という大市場を読み解く
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【3⽉3⽇ Peopleʼs Daily】小さなバーコードを追跡することで、中国という大市場における消費回復の様子を知ることができる。
2023年に中国で商品バーコードが新規登録された消費財は前年比19.2%増の1964万種類で、中国の新規消費財は4年ぶりに増加した。消費財の41分類のうちの39分類で新規登録が増加したことからも、消費の回復と活力を読み取れる。2024年第1四半期(1~3月期)に新規登録された消費財は前年同期比9.5%増の413万種だった。消費財の種類は1億9615万7000種に達し、世界第1位を維持した。
第1四半期には1営業日当たり約400社の企業が商品バーコードを取得した。中国の商品バーコード利用企業数は長年にわたり世界で最も多く、2024年3月末までに120万社を超えた。
浙江大学(Zhejiang University)経済学院金融学科の朱燕建(Zhu Yanjian)主任は、「商品バーコードの登録は、商品の市場への本格参入を示すものです。バーコード登録の数字の回復は、消費市場の回復が供給側の生産加工を確実にけん引しており、生産側が力を発揮する兆候を示します」と説明した。
第1四半期の商品バーコード関連データで注目すべきは、「動画ライブ配信」関連の視聴覚や撮影用品の新規登録数が、前年同期比124.4%増の5万9000種だったことだ。録画またはデジタルコンテンツメディア用品は2万4235種増、撮影機材は1万416種増、視聴関連機材は7761種増だった。
中国物品コードセンター製品部の馮賓(Feng Bin)主任は「動画ライブ配信業界の急速な発展が、視聴や写真機材の急成長を力強くけん引しています」、「これらの数字は中国のネット視聴市場の巨大な潜在力と活力を示しており、関連産業チェーンの盛んな発展を示しています」などと説明した。
また、第1四半期に新規登録された商品バーコードのうち増加数の上位5位は衣料品、食品飲料とたばこ、ヘルスケア用品、靴類、美容とパーソナルケアおよび衛生用品だった。
朱主任は、「生活と密接に関連する衣料品や食品、医療、介護などの消費財の供給が加速しています。よい生活を目指す人々の需要をよく満たしている状況が反映されています」との見方を示した。今後は、関連分野の中でも科学技術がより多く盛り込まれた生活関連の商品、例えばスマート家庭用品、ハイテク電子製品などが勢いづくことが考えられ、消費の高度化が産業のモデルチェンジと高度化を効果的にけん引することを期待できるという。
馮主任は次の段階について、デジタル消費やグリーン消費、健康消費などの新しい消費形態を育成強化するための政策措置や、「大規模な設備更新と消費品の買い替え推進行動計画」などの政策の効果が現れるにつれて、より大きな消費の潜在力が解放され、市場の活力がさらに刺激され、経済と社会の質の高い発展が推進されるとの見方を示した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News