【2月27日 AFP】大韓サッカー協会(KFA)は26日、会長選を行い、物議をかもしている鄭夢奎(チョン・モンギュ)現会長が4選を果たした。

鄭会長は、八百長行為で追放処分を受けた選手たちの恩赦を試みたことや、ユルゲン・クリンスマン氏を男子代表監督に招聘(しょうへい)したことで不評を買い、その意思決定について広く批判を受けてきたが、会長選では約85パーセントの票を獲得して同国サッカー界のトップにとどまった。

イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する孫興民が主将を務める同国男子代表は、鄭会長の在任中に吹き沈みを経験してきた。アジア競技大会(Asiad)では2014年、18年、22年と3連覇を果たし、22年W杯カタール大会では決勝トーナメントに進出したが、アジアカップでは1960年を最後に優勝から遠ざかっている。

鄭会長は、クリンスマン氏の指揮官任命に際して適切な採用手続きを無視したとの疑惑に直面。クリンスマン氏自身も韓国に移住せずサポーターの怒りを買い、昨年のアジアカップ敗退後には、就任から1年もたたずに解任された。

その後任人事には5か月を要し、14年W杯ブラジル大会で1勝も挙げることができなかった洪明甫(ホン・ミョンボ)氏が選任されたが、この起用に対する透明性の欠如にサポーターは失望を示した。

文化体育観光部は、洪監督の任命方法について調査を開始し、不動産大手の現代産業開発の会長でもある鄭会長に対し、昨年11月に職務の一時停止を求めていた。

再選を目指す中で鄭会長は、代表監督の採用における透明性の向上と2035年女子W杯の開催を公約に掲げていた。

新たな任期の4年が終わればKFA会長職が16年となる鄭会長は、「さまざまな地域や分野から広範な支持を受けていることに、より一層の責任を感じています」とし、「公約を必ず実現する」と述べた。(c)AFP