【2月26日 AFP】米ホワイトハウスは25日、ドナルド・トランプ大統領の動静を直接取材できる記者を決定する権限を、約1世紀にわたり担ってきたホワイトハウス記者会(WHCA)から剥奪する方針を明らかにした。

キャロライン・レビット報道官は同日の記者会見で、大統領執務室や大統領専用機(エアフォースワン)で大統領を取材する記者団(プール)の人選についてはこれまでWHCAが決めてきたが、そうした「独占権」はもはや認められないとの立場を示した。

その上で、「われわれは(WHCAが握ってきた)権力を人々に返すことを誇りに思う」とし、今後はプールの人選はホワイトハウスの報道担当チームによって決定されると語った。

レビット氏の背後の大型スクリーンには、「勝利」「アメリカ湾」の文字が表示されていた。

トランプ氏は先月、大統領令でメキシコ湾を「アメリカ湾」に改称。しかし、AP通信がメキシコ湾の使用を続けているため、従うまでホワイトハウスでの取材を制限する構えを示している。(c)AFP