【2月25日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は24日、カナダとメキシコへの関税措置について、予定通りに発動すると述べた。同日に行われたフランスのエマニュエル・マクロン大統領との会談後、共同記者会見で語った。

トランプ氏は先月の就任直後、カナダとメキシコに対する最大25%の関税措置を発表。不法移民と違法薬物の流入が「異常な脅威」をもたらしていることを理由に挙げた。

両国との交渉を経て、関税措置の発動は1か月延期された。ただ、延期期限は3月4日に設定されており、カナダ、メキシコ両国が発動の回避に向け米国と合意できるかが注目されていた。

トランプ氏は記者会見で「関税は予定通りだ」と述べ、両国に対する関税発動を確認した。

一方、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領はこの日、米国との交渉が今週も継続して行われると指摘。中国からの輸入品に関税を導入する可能性を含め、合意に向けて楽観的な見方を示していた。

トランプ氏は記者会見で、米国が他国との「相互主義」を求めていることを改めて確認した。(c)AFP