【2月24日 CGTN Japanese】中国では東部の山東省、南部の広東省、中部の湖北省の景勝地の山で、外骨格型の「ロボット脚」が続々に導入されています。このロボット脚は人の動きを感知して、動き出す瞬間や勢いを把握して演算処理を行うことで、装着した人の動作を支援します。

 湖北省南西部の恩施トゥチャ族ミャオ族自治州にある恩施大峡谷景勝区では、新登場のロボット脚が注目を集めています。利用した観光客は、「装着して山に登ったら、まるで浮き上がるような感じだった」と感想を述べました。恩施大峡谷景勝区の職員によれば、現地は山岳部の地勢を体験する観光地であるために、長年にわたって客が、「足が疲れてしまった」と漏らす状況がありました。そこで観光客、特に高齢者の意見を参考にしてロボット脚を導入しました。このロボット脚は導入してから1週間も経たないうちに、予想外の注目を受けることになりました。

 ロボット脚は自重がわずか1.8キロで、バッテリー2個を1回充電することで3時間から5時間前後、約14キロの歩行を補助します。現在はまだ試験導入段階で、正式導入されれば利用料金は1時間で30元(約620円)から40元(約825円)にする見込みです。また、長い坂や階段には料金9.9元(約200円)の体験コースを設けます。景勝区側はロボット脚の利用コースと費用についての検討を進めています。

 ただ、製品の安全性を懸念するネットユーザーもいます。ロボット脚の研究開発を手掛けた会社の職員は、「このロボットは人の動きに反応する装置で、人が動いた場合にだけ稼働し、人が動かなければ稼働しない。利用者本人が転倒するような動きをしない限り、人の動きを妨げることはしない。安全性の面からは、機械式制御と電子的制御で多重の安全対策を施している。現在までに景勝地に導入されたのは試験版で、今後、ECプラットフォームに個人ユーザー向けの製品を販売する予定だ」と説明しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News