女性が着るべき服装の「指針本」出版へ タジキスタン政府
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【2月20日 AFP】中央アジアの旧ソ連構成国、タジキスタンは19日、女性の服装について新たな「指針」を示す書籍を今年7月に出版すると発表した。イスラム教徒が多数を占める世俗国家である同国は、女性の服装規定を強化している。
タジキスタン当局は近年、「伝統的な」服装を推奨。過激と見なすイスラムの文化的影響の排除に努め、昨年には「国民文化と相いれない服装」を禁止した。
タジキスタンの女性向けの伝統衣装は通常、色鮮やかな刺しゅうが施された長袖のチュニックと、ゆったりとしたズボンなど。
文化省の担当者、クルシェド・ニゾミ氏は新たに出版する書籍では、普段着や映画館・劇場に赴く際の外出着、礼服など、女性が「年齢に応じて」さまざまな場面で着用すべき服装について説明していると話した。最初は無料で提供するという。(c)AFP