尹大統領の代理人、非常戒厳は「立法独裁」止めるためと主張 韓国
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【2月20日 AFP】韓国のソウル中央地裁で20日に行われた、昨年12月の「非常戒厳」をめぐり内乱罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(64)の公判準備手続きで、尹氏の代理人弁護士は、戒厳の宣布は野党が支配する議会による「立法独裁」を阻止することを目的としていたと主張した。
手続きは午前に1時間強にわたって行われた。AFP記者によると尹は出廷したが、発言しなかった。地裁の建物周辺には厳重な警備が敷かれ、聯合ニュースは、警官約3200人が動員されたと報じた。
代理人の金弘一(キム・ホンイル)弁護士は「違法捜査」を非難するとともに、「捜査機関には管轄権がない」と主張した。
戒厳宣布については、「国家をまひさせることを意図したものではない」とし、「国政運営をまひに陥れた、主要野党の立法独裁による国家危機を国民に警告するためだった」と説明した。(c)AFP/Kang Jin-kyu