スペイン飛び地とモロッコ結ぶトンネル発見、薬物密輸に使用か
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【2月20日 AFP】スペイン警察は19日、大麻樹脂(ハシシ)密輸の取り締まり中に、モロッコ領からスペインの飛び地セウタに通じるトンネルを発見したと発表した。
警察によると、長さ数十メートル、深さ12メートルの地下通路は、スペイン本土の対岸に位置するモロッコ地中海沿岸にあるセウタの工業地帯で、倉庫の捜索中に発見された。
治安警察隊は声明で、「それは狭い構造で、木材で補強されており、モロッコとスペインの間で薬物を運ぶために使われた可能性がある」と述べた。
スペインのメディアは、トンネルは少なくとも50メートルの長さがあり、モロッコ領内を通っていると報じた。
ただ、トンネルの終点はまだ特定されておらず、さらに長い可能性がある。
トンネルは、スペインにハシシをトラックで密輸しているとされる複数の犯罪組織を対象とした作戦中に発見された。
警察によると、この作戦により過去3週間で警察官2人を含む14人を逮捕。6000キロのハシシも発見した。(c)AFP