【2月20日 AFP】オーストラリアの情報機関「豪保安情報機構(ASIO)」のマイク・バージェス長官は19日、首都キャンベラで演説し、外国情報機関が原子力潜水艦計画の情報収集や、同国在住者の殺害を試みていると警告した。

長官は、米英との安保枠組み「AUKUS(オーカス)」の下での原潜配備計画が格好の標的になっていると指摘。情報収集を試みている国としては、友好国も含まれるとした。

外国情報機関は、将来の原潜の能力や配備方法を把握し、オーストラリアへの同盟国の信頼を損なうことを狙っているという。

長官は、2030年までには、AUKUSへの支持を弱めるための干渉や、地域の緊張が高まった場合には「潜在的な破壊工作」に焦点を移す可能性が高いと述べた。

長官はまた、テロが依然、現実の脅威だと警告。実行者は単独行動し、年齢も10代である可能性が高くなっていると語った。

さらに、「ASIOの捜査の結果、少なくとも3か国が、オーストラリア在住の人々に物理的な危害を加える計画を立てていることが判明した」と明らかにした。

オーストラリアに拠点を置くある人権活動家を国外に誘い出し、事故を装って重傷を負わせるか、殺害する計画が見つかり、ASIOが未然に防いだ事例もあったという。(c)AFP