中国、ウクライナ協議には「すべての関係者」の参加を期待
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【2月18日 AFP】中国政府は18日、ウクライナ紛争に関する協議には「すべての当事者および利害関係者が参加できることを望む」との立場を示した。同日、サウジアラビアで開催される米ロ高官協議をめぐる発言。
これに先立ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、サウジアラビアでの協議に招待されていないことを明らかにしている。
中国外務省の郭嘉昆報道官は、ウクライナを含まないこの協議について問われ、「平和に向けたすべての努力を歓迎し、注視している」と述べた。その上で、「すべての当事者および利害関係者が適切な時期に和平協議に参加できることを望む」と強調した。
ドナルド・トランプ米大統領は、3年に及ぶウクライナ紛争の迅速な解決を推進している。一方、ロシアはトランプ氏の働き掛けを、自国に有利な譲歩を引き出す機会と捉えているとみられる。
また、欧州主要国の首脳は17日、フランス・パリで非公式の緊急会合を開き、トランプ政権が進めようとしているロシア・ウクライナ停戦交渉への対応を協議した。
これについて、郭報道官は「すべての関係者が協力し、ウクライナ危機の根本原因を解決することが重要だ」と指摘。さらに、「バランスの取れた、効果的で持続可能な安全保障体制を構築し、欧州の長期的な平和と安定を実現することを望んでいる」と述べた。(c)AFP