【2月18日 AFP】英ロンドンで17日、右派による国際会議が開幕し、英主要野党の指導者が「新たな保守の時代」の到来を称賛した。

会議を主催したのは、カナダの心理学者ジョーダン・ピーターソン氏が2023年に設立した「責任ある市民権のための同盟(ARC)」。第1回会合では、「ウォーク(社会問題に対する意識が高いことを指す)資本主義」、経済規制、多文化主義への批判が展開された。物議を醸す発言で知られるピーターソン氏は、今回も登壇する予定だ。

今年の会議は3日間の日程で行われる。出席者には、オーストラリアのトニー・アボット元首相、トランプ政権でエネルギー長官を務めた米エネルギー資源採掘企業リバティ・エナジー創設者で気候変動懐疑論者のクリス・ライト氏、米実業家で共和党員のビベック・ラマスワミ氏、保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」のケビン・ロバーツ会長らが名を連ねる。米共和党のマイク・ジョンソン下院議長も、テレビ会議を通じて参加する。

ドナルド・トランプ前米大統領の復権は、世界の多くの右派政治家にとって追い風となっている。英保守党のケミ・ベーデノック氏は、この会合を通じて「希望に満ちた」とコメントした。(c)AFP