スターマー英首相「ウクライナに派兵の用意ある」
このニュースをシェア
【2月17日 AFP】キア・スターマー英首相は16日、英国や欧州全体の安全保障に向けて必要ならウクライナに軍隊を派遣する用意があると述べた。
スターマー氏はデーリー・テレグラフ紙に寄稿し、英国はロシアと対峙(たいじ)するウクライナを支援する上で主導的な役割を果たしていると指摘。「必要に応じて軍部隊を派遣することで、ウクライナの安全保障確保に貢献する用意がある」とした。
また、ウクライナでの停戦を目指す米国の取り組みをめぐり懸念が高まる中、その対応を協議するために17日にパリで開催されるハイレベル会合に参加することを確認した。会合にはドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、オランダ、デンマークの首脳も出席する。
さらに、数日以内にドナルド・トランプ米大統領と会談する予定であることを明らかにした上で、英国としては、欧州と米国の緊密な協力を確実なものとするために「独自の役割」を果たしていると強調。「米国の支援は依然不可欠であり、永続的な平和のためには米国による安全の保障が必須だ。米国だけがロシアの新たな攻撃を抑止できる」と述べた。
スターマー氏は、「われわれは(欧州)大陸の安全保障にとって歴史的な瞬間を迎えている」「それはウクライナの未来に関する問題にとどまらず、欧州全体にとって根源的な問題だ」と語った。(c)AFP
