【2月15日 AFP】J・D・バンス米副大統領は14日、ドナルド・トランプ大統領が推進するロシアとのディール(取引)について話し合うためウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と独ミュンヘンで初会談し、米国は「永続的な」平和の確保を目指していると表明した。

トランプ氏はウクライナ紛争終結へ向けてロシアのウラジーミル・プーチン大統領と協議を開始したいと発表し、同盟諸国を驚かせた。このためバンス氏の会談は、米国を味方としてつなぎ留めておきたいウクライナにとって重要なものになると見られていた。

バンス氏は会談の終わりに「われわれが実現したいのは永続的な平和だ。今後数年のうちに東欧が衝突する類の平和ではない」と述べた。

バンス氏は、その目標を達成する方法についてゼレンスキー氏と「良い話し合い」ができたと述べ、「今後数日、数週間、数か月」さらに協議を重ねる意向を示した。

ゼレンスキー氏も「良い話し合い」ができたと称賛。バンス氏との会談について、「これが最初であり、最後でないのは確かだ」と述べた。

また、X(旧ツイッター)に「われわれは保証された真の平和に向けて、可能な限り速やかに動く用意がある」と投稿。米国の特使が首都キーウを訪問することも明らかにした。(c)AFP