中国 高齢者向け観光列車の増発を計画
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【2月13日 CGTN Japanese】中国商務部、文化観光部、中国国家鉄路集団などが11日に発表した行動計画によると、中国は今後3年にわたり、より良い条件、より多くの商品、より優れたサービスで高齢者観光客に新たな体験を提供していきます。中でも高齢者観光客を対象とした「シルバー観光列車」の増発が主な措置の一つです。
行動計画では、さまざまな社会資本がシルバー観光列車の投資と運営に参加することを奨励、支援することが打ち出されています。社会に向けてシルバー観光列車の運行ニーズを募集し、さまざまな形式で商品のカスタマイズサービスを展開します。
また、高齢者乗客の特徴を考慮し、車両の寝台、座席、トイレのサイズとレイアウトを最適化し、手すりや酸素ボンベ、救急用具、緊急呼び出しボタンなどを増設します。このほか、シルバー観光列車には高齢者サービス管理専門チーム、医療スタッフ、高齢者介護専門スタッフ、救急薬品も手配します。
さらに、観光サービスを一層充実させ、ボードゲームや歌唱、映画鑑賞、読書などの観光列車専用サービスを展開し、シルバー観光列車の高齢者ソーシャルプラットフォーム機能を強化します。
中国政府はまた、観光や高齢者介護分野の企業が鉄道沿線の観光資源を掘り起こし、シルバー観光列車をテーマにした観光路線と商品を開発することを奨励しています。2027年までに100本以上の鉄道シルバー観光プレミアム路線の設計を完了し、160編成のシルバー観光列車専用車両を運行させ、シルバー観光列車の運行規模を2500本以上にする計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News