【2月11日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は10日に放送されたFOXニュースのインタビューで、ウクライナは「いつかロシアのものになるかもしれない」と発言した。

トランプ氏は、「彼ら(ウクライナ)はディール(取引)をするかもしれないし、しないかもしれない。いつかロシア人になるかもしれないし、ならないかもしれない」と語った。

トランプ氏はまた、ロシアとの停戦案を取りまとめさせるために、キース・ケロッグ特使(ウクライナ・ロシア担当)を近くウクライナに派遣する意向であると確認した。

一方、ウクライナのセルヒー・ニキフォロフ大統領報道官はAFPに対し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が14日にドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議に出席する際、J・D・バンス米副大統領と会談する予定だと述べた。

ウクライナ大統領府の情報筋によると、ケロッグ氏は20日にウクライナ入りする予定だが、訪問先は明らかにされていない。

トランプ氏は戦争終結を仲介したいと語っているが、ロシア、ウクライナ双方を交渉の座に着かせるための詳細な提案は示していない。

ゼレンスキー氏は10日、トランプ氏との会談について、調整中だが日程はまだ確定していないと述べた。一方、トランプ氏は先週、近いうちにゼレンスキー氏と会う「可能性が高い」と話したが、ウクライナ訪問の可能性は否定した。(c)AFP/Victoria LUKOVENKO