中国の臨床科学者、脳卒中医学の権威ある賞を受賞
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【2月10日 Xinhua News】米ロサンゼルスで5日から3日間開かれた国際脳卒中学会議(ISC2025)で、中国の首都医科大学付属北京天壇医院の王擁軍(おう・ようぐん)院長が「ウィリアム・ファインバーグ臨床脳卒中優秀賞」を受賞した。同賞34年の歴史でアジアの科学者の受賞は初めて。
同賞は米国心臓協会が著名な神経疾患学者のウィリアム・M・ファインバーグ氏にちなみ創設した脳卒中臨床医学の権威ある賞で、卓越した業績を残した医師や臨床科学者を表彰している。
王氏と研究チームは30年にわたり、脳卒中の予防と治療で多くの画期的成果を上げ、脳卒中の再発低減、血栓溶解治療薬の不足緩和、急性虚血性脳卒中患者の治療期間短縮などに貢献した。
国際脳卒中学会議は、米国心臓協会が主催する脳血管疾患の科学・治療分野で世界最大規模の国際会議の一つ。会議は脳血管疾患の予防・治療に関する進展、研究成果、革新的治療法などに焦点が当て、世界から専門家約4千人が参加した。(c)Xinhua News/AFPBB News