【2月4日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3日、欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」へのロシアの参加が禁止されたことを受け、独自の国際音楽コンテスト「インタービジョン」の今年の開催を定めた法令に署名した。

ユーロビジョンの主催者である欧州放送連合(EBU)は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシアの参加および放送を禁止した。

ロシア大統領府令によると、モスクワとその周辺地域で「国際的な文化および人道的協力の発展」を目的とした代替コンテスト「インタービジョン」を開催する計画で、ドミトリー・チェルニシェンコ副首相が組織委員会の責任者に任命された。

同名のコンテストは旧ソ連時代に同盟国の間で開催されていた。

ミハイル・シュビトコイ大統領特使は昨年、国営タス通信(TASS)に対し、コンテストは2025年9月の開催となりおり、主要新興国で構成するBRICSおよび旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の全加盟国を含む「ほぼ20か国」が参加予定だと述べていた。

大統領府令にはコンテストの開催日は記載されていない。(c)AFP