【2月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は3日、先に表明したメキシコ、カナダ両国に対する25%の関税の発動を1か月遅らせると発表した。両国との間で、不法移民や合成麻薬フェンタニルの米国流入防止に向け国境対策を強化することなどで合意に達したのを受け、予定されていた4日の発動は土壇場で回避された。

トランプ氏がカナダ、メキシコなどに高率関税を適用すると表明したのを受け、世界的な貿易戦争に発展するのではないかとの懸念が広がり、各国の株式市場では株価が急落していた。

しかし、関税発効まで数時間の段階でトランプ氏はカナダのジャスティン・トルドー首相、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領と電話協議し、延期することで合意した。

トランプ氏は、米国との国境地帯に兵士1万人を派遣することにシェインバウム氏が同意したと説明。トルドー氏との協議については、「米国の北部国境の安全を確保し、フェンタニルのような命に関わる薬物がわが国に流入するのを最終的に終わらせることを約束してくれた」と述べた。

最終的な合意に向けた交渉は両国との間で続けられると語った。

トランプ氏が両国に対する25%関税と同時に表明した、中国に対する関税の10%上乗せに関しては、回避に向けた土壇場の交渉が「おそらく今後24時間以内」に行われる公算が大きいとした。(c)AFP/Danny Kemp with Daniel Rook in Mexico City