【1月24日 AFP】インドの裁判所は22日、10代の少女を集団レイプして殺害した上、少女の父親と3歳のめいも殺害した罪に問われた5人の男に死刑を言い渡した。検察が23日、明らかにした。

少女とその家族は全員、中部チャッティスガル州の恵まれない部族共同体の一員だった。

事件は2021年1月に発生。男たちは公共交通機関を待っていた少女たちにバイクで送ると申し出た。検察によれば、その後、少女を集団レイプし、止めようとした父親をこん棒で撲殺。めいも殺害した。

少女は数日後、意識不明の状態で村人によって発見されたが、病院に搬送中に死亡した。

5人の男はレイプの罪と3件の殺人罪で有罪となり、死刑を宣告された。さらに「犯罪への関与で有罪となったが、レイプへの関与は証明されなかった」6人目の男が、終身刑を言い渡された。

インドで死刑を言い渡されても、執行されることはめったにない。

人口14億人のインドでは、2022年には1日約90件のレイプが報告された。だが、活動家らは氷山の一角にすぎないと指摘している。(c)AFP