【1⽉29⽇ Peopleʼs Daily】中国は人を中心とする発展の思想を堅持し、人々の移動に対するニーズを満たすよう努めている。中国では過去10年間、農村部の自動車道路を250万キロ以上にわたり新設または改良した。農村部の自動車道路の延長距離は2023年末時点で、全国の84.6%に相当する460万キロになった。このことで、多くの農村で「バスが村までやって来る」が実現し農村地区全体の様相に大きな変化が発生した。

 農村部の交通は、多くの発展途上国の経済と社会の発展を阻害する要因の一つだ。中国は国際協力を通じて多くの国の貧困地区の経済と民生を道路によって勃興させることに力を入れる行動派であり、実行家だ。

 中国は全人類の幸せの実現を目標とすることを堅持し、実務的な行動で大国としての責任を示している。中国は「中国標準」と「世界との連結」に力を入れており、2012年以降に自国の道路工事業界標準の外国語版を計73発表した。中国の道路建設の業界標準は、世界数十か国の数百のプロジェクトで採用された。中国首都の北京市(Beijing)では、国連(UN)主催の第2回国連世界持続可能な交通会議と中国政府主催の世界持続可能な交通フォーラムが行われた。中国は持続可能な交通革新および知識国際センターを設立するなどで、交通分野での世界の協力のために新たな場と新たなメカニズムを構築した。

 中国は国際協力研修を積極展開している。ボツワナ農村道路設計管理海外研修クラス、「一帯一路(Belt and Road)」道路工事高級研修クラス、発展途上国道路建設技術者研修クラス、道路ネットワーク計画研修クラスなどだ。中国は研修などを通して発展途上国の関連分野の人材800人余りを育成した。

 中国は他の発展途上国の農村部の道路建設プロジェクトを積極的に支持し、参加し、現地の民生改善と持続可能な発展を促進している。中国が支持したエクアドル交通省の災害復興計画は沿線の約150万人の住民の移動困難を解決した。中国が援助したマダガスカル首都のアンタナナリボ市(Antananarivo)郊外の道路整備により、卵生産地域からアンタナナリボまでの輸送過程での卵の破損率が大幅に下がり、現地では「卵の道」の愛称で呼ばれるようになった。

 大まかなまとめによると、中国は2018年以降、カンボジア、セルビア、ルワンダ、ナミビア、バヌアツ、ニジェールなど24か国の道路と橋の建設と改修を支援した。中国は相手国の農村地区の道路インフラの改善を支援し、現地の人々の移動を大幅に便利にし、物流コストを大幅に削減してきた。

 中国は開放と協力、ウィンウィンの理念を堅持し、各国との農村部道路分野での交流と協力を強化し、農村部道路の発展の新モデルや新たな進め方を共に模索し、世界の農村部道路建設と貧困削減事業に知恵と力によって引き続き貢献し、人類運命共同体の美しい絵巻物を共に描いていく。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News