チベットでは高原と伝統文化の特色持つ現代産業体系が構築中
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【1⽉28⽇ Peopleʼs Daily】2024年も中国・チベット自治区(Tibet Autonomous Region)の経済の発展は良好だった。1~9月期の総生産は1785億7400万元(約3兆8400億円)で、物価変動分を控除すると前年同期比6.2%増加だった。住民の1人当たりの可処分所得は前年同期比8.1%増の2万1777元(約46万8000円)だった。
ハダカムギはチベット族の主食で、伝統的には炒ってから挽いた粉のツァンパにする。主要な生産地はチベット自治区のシガツェ市(Shigatse)だ。
食品会社のチベット稞研農業科技は上海(Shanghai)のチベット援助チームにけん引されて、多くの企業、大学、研究機関と共同でハダカムギ粉の「発酵が難しい、質感が悪い、劣化しやすい」という問題点を解決する画期的な技術の開発に成功した。
今やシガツェ市ギャンツェ県(Gyantse)で製造されるハダカムギ加工食品はビスケット、ヨーグルト、パンなど40種以上になった。県内では農家による栽培、集中買い取り、標準生産、統一販売の産業チェーンが構築され、企業と組合、農家を結合した産業モデルが構築された。
チベットではここ数年来、基盤産業の農牧畜業の現代化が加速し、産業チェーンの構築により総合生産能力が向上している。チベット全区の2024年1~9月期の農林牧漁業の総生産額は、物価変動分を控除した計算で前年同期比14.8%増の184億4200万元(約3960億円)に達した。
ギャンツェなどで作られるプボム(プル)という伝統織物は、羊の首筋に生える希少な細く柔らかい毛を原料とし、洗浄、整理、染色、紡績、織布など多くの工程を経て作られる。カラフルで豊富な図案が特徴だ。上海のチベット援助チームは2023年、サンドライバーなどのブランド創業者である郭秀玲(Guo Xiuling)氏の協力を得て、プボムの制作から販売に至るまでのビジネスモデルを構築し、30人近くの現地女性に職を得させた。
2024年1月には、郭氏はプボム職人と製品を携えてパリのデザイン展に出展して称賛された。郭氏のチームは新材料の研究開発や新スタイルのデザイン、織機の改造などを通じて、プボムの本来の風合いを残しつつ品質を大幅に向上させ、ストール、スカーフ、クッションなど多様な製品を開発し、多くの消費者に認められた。
チベットはここ数年来、民族文化の魅力を十分に掘り起こし、市場の多元化ニーズに適応する方式で、チベットじゅうたん、チベット式織物、チベット香、タンカ(仏画)、チベット式家具、民族の特色のある観光客向け商品などの産業を発展させ、現代技術の導入と普及を徐々に拡大し、伝統的な民族手工業を革新することで活力を得ている。
チベットの現段階での民族工芸製品のデザインや品種は2000種類以上に達した。チベットの民族手工業会社として登記された事業主体は2500社以上になり、経営規模が経済統計の対象になる一定規模以上の企業は6社で、従事者は計3万4000人以上になった。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News