【1月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は就任初日の20日、主要な貿易相手国のメキシコとカナダからの輸入品に、2月1日から25%の関税を課す可能性があると述べた。

トランプ氏は、両国は米国への不法移民や麻薬の流入を阻止できていないと非難。「われわれはメキシコとカナダに対し、25%の関税を課すことを検討している。なぜなら彼らは膨大な数の移民を流入させ、フェンタニル(オピオイド系鎮痛剤)を流入させているからだ」と語った。また、関税は2月1日に導入することを検討しているとした。

トランプ氏は就任演説で「国民に課税して他国を豊かにするのではなく、他国に課税して国民を豊かにする」と語った。

トランプ氏は大統領選中に、カナダ、メキシコ両国からの輸入品に対する関税を引き上げ、中国製品には60%以上の高率関税を課す方針を打ち出していた。(c)AFP