【1月17日 AFP】タイ北部チェンライにある水田が、洪水からの復興を象徴するドラゴンとネコを描いたアート作品に変身した。

農場の所有者でこの水田アートを手掛けたタニャポン・ジャイカムさんはAFPに対し、ネコは昨年のモンスーンで壊滅的な洪水に見舞われた故郷チェンライの人々を表していると語った。作品ではそのネコを、昨年の干支の龍が守るようにして抱えている。

自動車エンジニアでもあるタニャポンさんは、友人や家族ら20人と協力し、1か月にわたって綿密に計画。AI技術と衛星画像を用いて絵柄をデザインした。制作費は約50万バーツ(約230万円)だった。「最先端技術の助けを借りて、細部に注意を要する作業もより簡単にできた」

作品は12月下旬に公開されたが、水田に「多くの見学者を迎える準備はできていない」と言う。(c)AFP