【1月16日 AFP】中国製の動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」は、米国内での利用を禁止する新法が予定通り発効した場合、19日に米国内での運営を完全に停止する方針だと米メディアが報じた。

米国で1億7000万人以上のユーザーを抱えるティックトックは、同アプリを禁じる法律の発効が今月19日に迫る中、親会社である中国IT大手の字節跳動（バイトダンス）との関係を断つか、米国での運営を停止するか二者択一を迫られている。

新法で義務付けているのは、アプリストアからの削除と、クラウドプロバイダーによる米国ユーザーのデータ保存の停止のみだが、IT情報誌インフォメーションは情報筋の話として、ティックトックは既存のユーザーにアクセスの継続を認めるのではなく、即日停止を実施する予定だとしている。

20日に大統領に就任するドナルド・トランプ氏は、ティックトック禁止法に反対する意向を示している。

AFPはティックトックに取材を申し込んだが、コメントは得られなかった。(c)AFP