ロシア、ウクライナのエネルギー施設に「大規模」攻撃
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【1月16日 AFP】ロシアは15日、ウクライナのエネルギー施設にミサイルや無人機を使った大規模な攻撃を仕掛けた。ウクライナは前日、前線からロシア領内に数百キロ入った地点にある軍需工場やエネルギー施設を標的に過去最大規模の攻撃を実施したと発表していた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「ロシアがまたも大規模攻撃を仕掛けてきた。この真冬に、ロシアの標的は相変わらずわれわれのエネルギー部門だ」とソーシャルメディアで非難。同盟諸国に安全保障支援の強化を求めた。
一方、ロシア国防省は定例会見で、「ウクライナの軍産複合体を支援する」エネルギー施設に「高精度」の攻撃を行ったと認め、指定されたすべての標的が攻撃されたとの主張をいつも通り行った。
ウクライナ空軍側は、ロシア軍は43発の巡航ミサイルと弾道ミサイル、74機の攻撃用無人機で、主にウクライナ西部の拠点を標的にしたと説明。その上で、ミサイル30発と無人機47機を撃墜したとし、デニス・シュミハリ首相は、ロシアの攻撃は「失敗した」と主張している。(c)AFP