トイレ使うには商品購入を スタバの方針転換で論争 米
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■「店舗を強化」
シュルツ氏は当時、「当社の店舗を強化し、従業員の安全を確保する必要がある」「トイレをオープンにし続けることができるかどうかは分からない」と述べた。
ニューヨーク市マンハッタン地区のミッドタウンエリアにある店舗では、新たな行動規範はまだトイレのドアに掲示されていない。だが、バリスタの一人は匿名を条件に「(商品を購入せずに)トイレを使用しようとする人はまだいるだろう。もちろんホームレスの人々も。それは確かだ」と語った。
同店舗のトイレは一つだけで、客は店員から伝えられる暗証番号でトイレのロックを解除して次々に使用していた。
先述のバリスタは「みんながルールを守れば、もっと良くなるはずだ」と付け加え、新行動規範の適用によってスタッフの負担が減るとの認識を示した。
一方で、数ブロック離れた別の店舗のスタッフは、商品を購入しない人が同店のトイレや座席を利用しても「問題ない」と述べた。新行動規範については知らないようだった。
スターバックスをよく利用しているというノエル・デボーさんはX(旧ツイッター)で、新行動規範は「大学生や社会人」には適用されないだろうとし、「これは、彼らが望ましくないと感じる人々を追い出す手段にすぎない」との見方を示した。
スターバックスは2024年10月、第4四半期の世界売上高が前年同期比3%減の91億ドル(現在のレートで約1兆4300億円)だったと発表した。
新CEOが同社を立て直すために戦略的な改革を表明する中、業績低迷に歯止めがかからない状況が続いていることが明らかになった。
スターバックスは企業理念として、「人々の心を豊かで活力あるものにするために…一つのコミュニティーから」を掲げている。(c)AFP