■誤解を生む動画の拡散も

Xの個人アカウントで2億1200万人以上のフォロワーを持つマスク氏は、影響力をますます強めている一方、誤情報を拡散しているとして、しばしば批判されている。

研究者によると、Xでは山火事をめぐる右派の偽情報が爆発的に増加している。

ロサンゼルスの山火事にとって好条件を作り出したのは、何か月にもわたる乾燥と強風であるにもかかわらず、Xへの投稿ではロサンゼルス消防当局の「多様性・公平性・包括性(DEI)」政策が主原因だとする主張が目立つ。

マスク氏は先週末、「DEIとは人々が死ぬ(DIE)ことを意味する」と投稿し、気候変動による影響は軽視した。

偽情報監視団体ニュースガードが虚偽を暴いたある動画では、消防予算が「意識高い系の大義」やウクライナ支援に転用されたため、消防士が女性用ハンドバッグを使って必死に消火活動に当たっていると主張していた。

米エンタメ情報サイトTMZが現地当局者の話として報じたところによると、この動画がハンドバッグだと主張していたのは、実際には消防隊員が小さな火を消すのにホースよりも使い勝手が良いとして携帯している「キャンバス地の袋」だった。

また陰謀論者のアレックス・ジョーンズ氏はXで山火事について、「米国に経済戦争を仕掛け、産業力を失わせようとしているグローバリストの陰謀」の一部だと主張した。これに対しマスク氏は「真実だ」と返信した。

山火事をめぐる誤情報は、交流サイト大手メタが所有するフェイスブックなどのSNSでも拡散している。(c)AFP