【1月10日 CGTN Japanese】中国の宇宙ステーション「天宮」が完成2周年を迎えるに当たり、中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室はこのほど、初の宇宙ステーションに関する報告書「中国宇宙ステーションの科学研究と応用進展報告」を発表しました。

 宇宙ステーション「天宮」は天和コアモジュール、問天実験モジュール、夢天実験モジュールで構成され、中国が独自に設計した「人類の宇宙における家」です。2024年12月1日時点で、宇宙ステーションは軌道上で181件の科学・応用プロジェクトを実施し、約2トンの科学物資を持ち込み、約100種類の実験用サンプルを持ち帰り、300TB以上の科学データを取得し、今後の宇宙科学研究と科学成果の転化・応用に有益な経験を蓄積しました。

 今回発表された報告書では、代表的な科学研究と応用成果34件が紹介されています。これらの成果は国内外で複数の「初快挙」を達成しました。例えば、国際的に初めて宇宙で発育させた水稲と再生水稲の新たな遺伝資源を獲得し、サンプルが地上に戻った後、大掛かりな栽培を実現し、人類のための宇宙育種や将来の宇宙生態系構築のために重要な探索を実施しました。また、国内外で初めて船外空間における水素酸素燃料電池の軌道上実験を完了し、今後の月面滞在や深宇宙探査への応用に確実なエネルギー安全性の検証を提供しました。

 紹介によると、この宇宙ステーションは今後10~15年間の運営において1000件以上の研究プロジェクトを次々と実施し、国内外のハイレベルな科学研究チームを広く受け入れ、科学普及と国際協力を積極的に展開していくとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News