【1⽉14⽇ Peopleʼs Daily】中国と欧州を結ぶ貨物列車の中欧班列のX8083号列車が11月15日午前10時20分、重慶市(Chongqing)内の団結村中心駅をゆっくりと出発した。行き先はドイツのデュイスブルク(Duisburg)だ。このX8083号は、10万本目の中欧班列だった。

 中欧班列の9万本目の運行は今年5月だった。中欧班列は運行開始当初、次の1万本に達するまでの期間が90か月だったが、現在では6か月に短縮された。

 中国国内では中欧班列が、125都市に乗り入れている。欧州では25か国227都市、アジアでは11か国100都市を超える都市に乗り入れている。

 中欧班列の貨物輸送は往路と復路で基本的に均衡している。これまでの10万本の列車には累計1100万TEU以上のコンテナが積まれてユーラシア大陸を往来し、貨物の価額は4200億ドル(約64兆4000億円)以上に達した。

 ドイツの自動車、ポーランドのリンゴ、オランダのチーズ、カザフスタンの小麦粉――。中欧班列の乗り入れ国の商品がますます多く中国に売られていく。2023年のポーランドの中国へのリンゴ輸出額は前年比23.2%増だった。中欧班列は一方で、電子製品、家電、電気自動車などの「メード・イン・チャイナ」をより迅速に、より低価格で中央アジアや欧州に運んでいる。

 中国では沿海部でなく国境の近くでもない都市が、中欧班列のおかげで対外開放の新たな拠点になった。重慶市では、中欧班列のおかげで貿易関連の生産額は年平均30%で増加している。四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)や河南省(Henan)鄭州市(Zhengzhou)は貿易商品取引センターの様相を呈している。

 中欧班列は海外で、多くの物流、工業、商業貿易センターや産業パークを生み出し、現地の人々に多くの雇用機会を提供している。ドイツのデュイスブルク港では中欧班列の開通により物流企業100社以上が進出し、2万以上の雇用が創出された。ポーランドのマワシェビチェ(Malaszewicze)では貨物駅での中欧班列関連の業務量が激増し、地元経済が大いに活気づいた。

 中欧班列によりアジアと欧州の国際輸送の新たな枠組みが形成され、国際的な産業チェーンとサプライチェーンの安定が力強く保障され、世界経済の発展に新たな力が注ぎ込まれた。

 1本の中欧班列は、通過する100以上の都市の鉄道運輸規則と関係する。そのため中国側は中欧班列運輸調整委員会を発足させ、中欧班列の運行について7か国との合同ワーキンググループを設立し、国際列車運輸規則のすり合わせを力強く推進した。税関や鉄道部門も積極的に協力した。中国は規則、規制、管理、基準などの分野で制度型開放を着実に拡大した。

 船を利用してカスピ海(Caspian Sea)を横断して運行時間を短縮するルートも開発された。中欧班列と中国・ラオス鉄道の緊密な連携も進められた。中欧班列は運行の規模を拡大するなどで今も改善が続けられている。中欧班列はさらに前進し、互恵とウィンウィンを加速させていく。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News