鳥との衝突、世界中で航空事故原因に 専門家
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■深刻な事故は「極めてまれ」
匿名で取材に応じた仏航空事故調査局(BEA)の元専門家は「鳥との衝突はほとんどの場合、重大事故とはならない」と述べた。大半は機体のへこみや衝撃といった限られた物的損害にとどまる。
しかし、1羽でも鳥が「エンジンに入ると、被害ははるかに深刻になる可能性」があり、特にコンプレッサーが損壊した場合、「故障やエンジン停止を引き起こす可能性がある」という。
そうした事態が起きた場合には「エンジンの停止、予防着陸、離陸中止」や、遅延を伴う地上への引き返しなどが行われ、「航空安全や運航の継続に影響を与える可能性がある」と、同専門家は指摘した。
そうしたリスクは、鳥の大きさや数、渡りの時期などに応じて増大することもある。
また、衝突に伴う鳥の死骸や損壊した航空機部品も、エンジン火災を引き起こす恐れがある。
双発機のエンジンは、1基が故障しても安全に飛行できるように設計されている。2つのエンジンに同時に衝突すれば全停止することはあるが、専門家によるとそうしたケースは「極めてまれ」だ。
航空機メーカーや空港は、鳥関連のリスクについて一連の対策を実施している。それらの対策は、エンジンに鳥の死骸を投げ込んで行うストレステストから、空港周辺の鳥に対する警告音、空中での威嚇発砲といった予防措置まで、多岐にわたる。(c)AFP