シフィオンテク、ドーピング問題で上訴される理由なしと主張
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【12月28日 AFP】女子テニス世界ランキング2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド、23)は27日、自身の薬物スキャンダルに関し、世界反ドーピング機関(WADA)が上訴する理由はないとして、過去に追いやる準備はできていると語った。
四大大会(グランドスラム)で通算5度の優勝を誇るシフィオンテクは、世界1位当時の8月に行われた競技外検査で狭心症の治療薬トリメタジジン(Trimetazidine)の陽性反応を示した。
しかし、テニスの不正監視団体ITIAが意図的な違反ではなかったと認定したことで、1か月の出場停止処分によるアジア3大会の欠場と世界トップからの陥落だけで免れた。
このニュースが明らかになったのは11月下旬で、シフィオンテクは復帰戦として豪シドニーで開催中の男女混合の国別対抗戦ユナイテッドカップに出場し、来月の全豪オープンに備えている。
シフィオンテクは今回の薬物騒動で「精神的に厳しかった」としながらも、世間の反応は総じて好意的で、自分が追放されるのではないかという不安が和らいだと語った。
さらに、「大半の人々は理解してくれていると思う」とし、「それに、文書を読んでシステムの仕組みを理解している人たちは、私には何の落ち度もなく、起きていたことに何の影響も及ぼしていなかったと分かっている」と主張した。
男子世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)も、シフィオンテクと同じくドーピング騒動の渦中にいる。シナーは3月に行われた検査で禁止薬物のクロステボール代謝物に2度の陽性反応を示したが、ITIAから無罪放免となった。しかし、WADAはこの裁定に関して9月に不服を唱えており、シナーはその結果を待っている。
一方、シフィオンテクは、WADAが自分に対してシナーと同じ道筋をたどるとは想定していないとして、「できる限りすべての証拠を提出したし、正直なところこれ以上できることはない」「上訴は意味がないというのが、自分たちの意見だ」と語った。
その一方で、「でも、総体的にこのプロセスは時にかなりあいまいで、法律やら何やらに疎い人間には分かりにくい」とも話し、「自分は(汚染の)原因をかなり早く特定することができた。そのおかげで、自分の件は極めて迅速に解決した」と続けた。(c)AFP