【12月29日 CGTN Japanese】中国の広西北部湾国際港務集団(北部湾港集団)は26日、中国南部の広西チワン族自治区北部湾港欽州港とベトナムのハイフォン港を結ぶ、クロスボーダー「直通船」が25日に無事就航し、両港湾間の海運、物流、産業提携が新たな発展段階に入ったことを明らかにしました。ハイフォン港はベトナムの首都ハノイの海上玄関口で、欽州港までわずか163カイリです。

 ガラス、鉄鋼製品、自動車部品などの貨物を満載したコンテナ船「海安時光」号が同日欽州港を出発し、ベトナムのハイフォン港に向かいました。約8時間で到着する見込みです。

 広西チワン族自治区はベトナムと山や川がつながっており、経済貿易も活発です。2023年、同自治区とベトナムの貿易額は初めて2500億元(約5兆3800億円)を突破しました。同自治区は中国・ベトナムスマート港や便利な物流ルートなどを通じて、ASEAN向けのクロスボーダー産業チェーンおよびサプライチェーンを構築しています。

 北部湾港集団によると、今年に入りベトナムとの提携を積極的に強化しており、中国・ベトナム定期貨物コンテナ車の運行やベトナム往来コンテナ航路の増便を実施し、欽州とハイフォンを結ぶ定期船は週平均12便運行し、貿易交流が活発化しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News