中国とブラジルの新たな分野の協力に活気
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【12⽉10⽇ Peopleʼs Daily】11月8日午前3時50分、中国から運ばれてきた越境ネット通販の商品を積んだ貨物チャーター機がサンパウロ(Sao Paulo)の空港に到着した。
空港内の保税倉庫では、中国企業の安駿物流の現地責任者のカピトウ(Denise Capitol)氏が荷物の受け取りの作業に追われていた。高速仕分け機を使っての荷物のスキャン、計量、写真撮影などだ。カピトウ氏は、「ブラジルと中国間の越境電子商取引(EC)の注文は増え続けています。1日の受け取り量は30パレットに達しています」と述べた。
ブラジルの人口は2億人以上で、EC市場の潜在力は大きい。ブラジルでは2023年、ECを利用して買い物をした人が8780万人に達し、小売EC売上高は1857億レアル(約4兆6200億円)に達した。
越境ECを手がける阿里巴巴集団(アリババグループ、Alibaba Group)のアリエクスプレス(AliExpress)はブラジルでの倉庫建設に力を入れている。希音(シーイン、SHEIN)は、今後数年間でブラジルに7億5000万レアル(約187億円)を投資し、2000社のメーカーと提携して現地化サプライチェーンを構築すると発表した。拼多多(Pinduoduo)傘下の越境ECプラットフォームのTemuは、価格面の強みによりシェアが急速に拡大している。中国のECプラットフォームはブラジル市場への投資拡大、サプライチェーンの最適化、物流効率の向上などにより、消費者に多様な商品選択と良質なショッピング体験を提供している。
中国とブラジルの協力は、デジタルインフラ建設、デジタル技術、スマートシティーなどの分野でも拡大している。華為技術(ファーウェイ、Huawei)はアマゾン熱帯雨林地区に8000キロ以上の光ファイバーを開通させ、現地のブロードバンド普及の遅れの問題を解決した。中国電信(チャイナテレコム、China Telecom)のブラジル法人はサンパウロ市のインターネット回線で業務向けノード(中継点)を建設することで、両国企業に高品質のネットワークサービスを提供した。TCL科技集団(TCL Technology)はマナウス市(Manaus)にテレビのスマート化生産ラインを設立した。鉄道車両の製造などを行う中車長春軌道客車(中車長客、CRRC Changchun Railway Vehicles)はリオデジャネイロ市(Rio de Janeiro)に中国・ブラジルスマートシティー科学技術・文化交流センターを設立した。
ブラジルのバイーア州(Bahia)社会経済研究院のフェレイラ(Jose Acacio Ferreira)院長は、「ブラジルと中国の協力は多くの分野に拡大しており、ますます緊密になる双方の経済の結び付きが両国の民衆に大きな利益をもたらしています」と述べた。ブラジルは、中国の高いレベルの対外開放の拡大がもたらすチャンスを十分に利用して、両国の実務協力を着実に発展させることを望んでいる。
ブラジルのビエイラ(Mauro Vieira)外相は、「ブラジルと中国の関係は、特にデジタル経済、再生可能エネルギー、持続可能な発展などの新たな分野において、引き続き多元化して発展する潜在力を持っています」と述べた上で、両国の友好関係と相互尊重をさらに強化するだけでなく、より公正で平和であり繁栄する世界の建設に貢献する決意を示した。(c) Peopleʼs Daily /AFPBB News