【12月25日 AFP】太陽軌道を周回する米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が24日、これまでに打ち上げられた探査機の中で太陽に最も近づいた。この際、探査機は930度の高温にさらされた。

同探査機は、2018年8月に7年間のミッションに向けて打ち上げられた。

太陽に最接近したのはグリニッジ標準時(GMT)24日午前11時53分(日本時間同午後8時53分)。ただし、太陽との距離があまりに近いと探査機との連絡が数日間途絶えるため、データの確認が可能となるのは27日以降となる。

NASAは24日午前、SNSを通じて動画を投稿し、探査機が太陽から610万キロまで接近したと発表した。

地球と太陽の距離がアメリカンフットボール場の長さ(91.4メートル)だとすると、探査機の太陽最接近時の距離は、エンドゾーンから約4メートルの地点にあったことになる。

探査機の熱シールドは非常に効果が高く、内部の機器は室温に近い約29度を維持することができる。

また、探査機は時速約69万キロという驚異的な速度で移動している。米国の首都ワシントンと東京までを1分未満で飛行できる速度だ。

同様のフライバイ(接近飛行)は、2025年3月22日と6月19日にも予定されている。(c)AFP