英キャドバリー、王室御用達認定失う
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【12月24日 AFP】英菓子・飲料メーカーのキャドバリーが、チャールズ国王の即位後初めて行われた王室御用達リストの見直しで、170年ぶりに認定から外れた。同社の親会社は23日、「失望」を表明した。
市民団体「B4ウクライナ」は今年初め、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降もロシアで事業を続けている企業について、英王室御用達リストから排除するよう求めていた。特にキャドバリー親会社の米食品大手モンデリーズ・インターナショナル、英領バミューダに本社を置く蒸留酒メーカーのバカルディ、スイスの食品大手ネスレ、英・オランダ系の日用品・食品大手ユニリーバの各社を名指ししていた。
今回、新たに御用達認定を受けた386社のリストで、バカルディ、ネスレ両社が残留を果たしたのに対し、キャドバリー、ユニリーバなど100社は認定を失った。
親会社モンデリーズの広報担当者は認定を外れたことについて、「失望している」としながら、「これまで認定されていたことは誇りであり、また今回の決定を完全に尊重する」とコメントした。
キャドバリーは1854年、ビクトリア女王の下で初めて御用達認定を受けた。女王のお気に入りだったと伝えられている。(c)AFP