貴州の片田舎で開催されるサッカーのリーグ戦が大人気、今や国際交流の場にも
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【1⽉3⽇ Peopleʼs Daily】「村超」という語を知らない中国人はほとんどいないだろう。中国・貴州省(Guizhou)の榕江県(Rongjiang)で行われているサッカーのリーグ戦で、「村超」の語は「村のスーパーリーグ」を意味する。中国で大人気の「村超」は今や、国際交流の貴重な場でもある。
今年8月に、ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)にあるサッカーチーム、ハイアー・ブリッジのエレアザール・ビジャビシェンシオ(Eleazar Villavicencio)監督らが、榕江県にやって来た。秋にはチームが村超の一環として開催される第1回「一帯一路(Belt and Road)」国際親善試合に出場するので、そのための下見だった。彼らは、「サッカーの熱気にあふれる場所だ。人々のサッカーに対する情熱と執着は、ブラジルのサッカー文化とよく似ている」などと話した。
ハイアー・ブリッジの選手は10月3日午後7時に、スタジアムのピッチに入場した。3万人以上の観客が歓声を上げた。通路の両側では、地元の人々による応援団が民族衣装に身を包んで民族舞踊を軽やかに踊って、ブラジル人選手を歓迎した。ビジャビシェンシオ監督は「とても良い雰囲気でした」と回想した。
対戦相手は貴州省省都の貴陽市(Guiyang)から来たチームだった。激しい競り合いが続いたが、後半39分にハイアー・ブリッジのフェレイラ選手がこぼれ球を相手ゴールに押し込んだ。ハイアー・ブリッジはそのまま、1-0で勝利した。
試合終了後には花火が打ち上げられ、陽気な音楽が鳴り響いた。ピッチに飛び出た観客が、ブラジル人選手と肩を組んで一緒に踊った。ブラジル人は独特のサンバステップを披露した。人々はサッカーがもたらす友情と喜びを楽しんだ。
ハイアー・ブリッジは10月3日から10月6日にかけて3試合を行い、計8ゴールを記録した。観客はブラジルサッカーならではの魅力を大いに楽しんだ。第1回「一帯一路」国際親善試合には、10の外国のチームが参加した。「村超」はスポーツ競技の舞台となるだけでなく、文化を超えた交流の場となった。
榕江県の人々は1990年代に、自発的に屋外での試合を始めた。現在では県内に標準サッカー場が14面あり、登録チーム数は35に達した。また、国に認められたサッカー教育を特色とする学校が14校、県レベルのサッカー教育を特色とする学校が41校ある。
ハイアー・ブリッジと榕江県の交流は続いている。ハイアー・ブリッジと同様の組織を榕江県に作り、ブラジル人選手が榕江県に駐在して試合に参加し、小中学校のサッカーチームの監督を務める予定という。ハイアー・ブリッジの関係者は、「より多くの子どもがサッカーの技術を身に付けて、自らの将来の可能性を高めることを望みます」と語った。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News