住みやすくて仕事もしやすい美しい農村建設を推進=湖北省
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【12⽉31⽇ Peopleʼs Daily】中国・湖北省(Hubei)の白水淌(ショウ)村では、村幹部の李朝玉(Li Chaoyu)さんが川沿いに歩いていた。李さんは30メートルごとにある汚水検査孔のふたを開けて、内部の流れを確認した。さらに4か所ある汚水処理ステーションにも行って、装置の状態を点検した。
李さんは、「以前は生活汚水がそのまま川に排出されて、夏になると悪臭がひどかったです」と言った。汚水処理ステーションができたのは2022年だった。今では川の流れが清らかさを取り戻し、川沿いの道は良い散歩コースになった。住民の一人は「どの家も古い汚水槽を撤去しました。清潔で環境に優しい衛生的なトイレを使用することで、村の環境は改善されました」と語った。
白水淌村の変化は、湖北省による農村振興の全面推進の縮図だ。湖北省はここ数年来、農村のインフラと公共サービス体系の建設を統一的に計画して実施するなどで、住みやすくて仕事に適した美しい農村の建設を加速している。湖北省は2025年までに農家248万世帯の衛生トイレの建造を基本的に完了して、農村の居住環境を「清潔、優美、住みやすい」に転換する計画だ。
仙桃市(Xiantao)の劉小村では、住民が家の周囲の小屋を取り壊してできた場所を花や果樹、薬草の畑にしている。畑を囲う塀には小屋の取り壊しで出てきたれんがなどを使っている。市農業農村局の関係責任者は、「農村建設では大規模な解体や建設を行わず、その場で材料を得て、各世帯の状況に応じて106村の建設を終えました」と説明した。家の周囲に畑を作ることは、環境美化と住民の増収を共にもたらす方策だったという。
咸寧市(Xianning)の毛祠村にある高齢者向け施設では、90代の呉伝耀(Wu Chuanyao)さんが昼食後に、何人かの仲間とどらや太鼓の練習でにぎやかな音を出していた。呉さんは「数年前にここに越してきました。料理や洗濯をやってくれる人がいて、友だちとおしゃべりしたり遊んだりで、気分が明るくなりました」と話した。
毛祠村出身の呉佑元(Wu Youyuan)さんは一時期は故郷を離れていたが、2019年に帰郷して、地元政府の支援を受けて農家数軒を改造してこの高齢者施設を建設した。現在は30人以上の高齢者が入居している。
湖北省は農村での高齢者サービスの構築を加速しており、各地の事情に応じて高齢者向け施設を作ってきた。2025年までに、大都市を除く県域内の養老施設の介護ベッドの割合を60%以上、民間会社が運営する介護ベッドの割合を50%以上にする計画だ。
湖北省は農村部の高齢者福祉や医療、教育などの弱点を補強し、基本的な公共サービスが行き渡るように、さまざまな取り組みをしている。例えば仕事を提供することで農村部に大卒者を定住させるなどだ。2022年末までには人材育成プログラムとして行政が費用を負担する人材育成や一般からの募集により大卒の村医9128人の配置を達成した。2025年までにすべての村に1人以上の大卒の村医を配置する計画だ。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News