【12月17日 CGTN Japanese】中国商務部など7部門が16日、「小売業の革新・グレードアッププロジェクト実施方案」を共同で発表しました。同方案は百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コミュニティーモールなどの小売商業施設の改造・グレードアップと革新・転換に焦点を当てるものです。

 それによると、都市部のモデルケースを手掛かりにして、2029年までに供給が豊富で、配置が均衡し、ルートが多元で、サービスが優れた、知能的かつ便利で、グリーンで低炭素の現代的小売システムを初歩的に形成することを目指します。

 方案は以下の五つの任務を配置しました。第一に、消費シーンを想定した改造を推進し、融合性ビジネスを奨励し、流行志向のビジネスをおこない、展覧会企画型のビジネスを提唱し、特定テーマを巡るビジネスを育成し、コミュニティー型ビジネスを改善します。第二に、質の高い供給を推進し、消費者を中心に、誠実に経営し、品質を優先し、サービスを至上にし、商品とサービス体験を最適化します。第三に、デジタル化の原動力を生かし、実体小売とデジタル経済の深い融合を推進し、新たな質の生産力を形成し、効率を高め、消費をより便利にします。第四に、多元化の革新を推進し、業態の融合を奨励し、「大きくて強い」「小さくて特徴がある」「専門的で精巧」、それに「一つの店に多数の機能」というさまざまなモデルを活発に樹立します。第五に、サプライチェーンの高度化を推進し、協同の強化を奨励し、流通ルートを最適化し、供給と販売を効率的に接続し、コスト削減と効率化を促進します。

 次のステップでは、小売業の革新・グレードアッププロジェクトを深く実施し、毎年いくつかの小売業の試験都市を確定することを通じて、現在の小売商業施設の改造を完成し、典型的な事例を普及させ、小売業の質の高い発展を導き、推進し、生産の誘導、消費の拡大、雇用の創出、民生の保障などの面での小売業の重要な役割をより良く発揮させます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News