【12月11日 CGTN Japanese】中国のフィギュアスケート(ペア)の名将で、北京冬季五輪チャンピオンの隋文静選手(29)は6日、ソーシャルメディアで復帰を宣言し、練習を再開したことを明らかにしました。

 隋選手は同日、SNS「ウェイボー(Weibo)」のアカウントで「しばらくの努力と準備を経て、チームの助けを得て、訓練を再開して試合(2026年ミラノ冬季五輪)に備える準備段階に入った。未来にもっと多くの作品を見せ続けて、競技場で皆さんとお会いすることを期待している。中国代表、ミラノで頑張って」というメッセージを発表しました。さらに、訓練の動画も投稿しており、スケートが滑らかで、ジャンプがしっかりしており、コンディションの良さを見せました。報道によると、国際スケート連盟が最近更新した選手プロフィールでは、隋選手の新しいパートナーは1999年生まれの李沢恩選手となっています。

 隋選手は北京冬季五輪でパートナーの韓聡選手と金メダルを獲得した後、競技場を離れました。彼女自身の言葉で言えば、絶え間ない「充電」です。北京舞踊学院で訪問学者として1年をかけて敦煌舞(敦煌の壁画に描かれた舞踊のしぐさをもとにする民族舞踊)、水袖舞(袖口に長い白色の薄絹がつけられた京劇などの舞台衣装を着て踊る)など多くの舞踊を学び、北京体育大学で修士課程を専攻しました。さらに昨年には自伝「不止文静(ただ物静かなだけでない)」を発表しました。隋選手は振り付けも学び、数人の中国人フィギュアスケートの若手選手のために振り付けを行いました。その中に、張嘉軒・黄一航ペアが国際スケート連盟の今シーズンのフィギュアスケートジュニア・グランプリ(GP)の最初のラトビア・リガ大会で優勝した二つのプログラムが含まれ、これらは隋選手が同ペアの特徴に合わせて振り付けを行ったものです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News