【12月8日 AFP】オーストラリア・ブリスベンで7日に行われた陸上競技会の男子200メートルで、16歳のガウト・ガウトが国内新記録の20秒04をマークした。ワールドアスレティックス(世界陸連)によれば、過去にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が記録した20秒13を上回り、16歳としては史上最速のタイムとなった。

南スーダンからオーストラリアに移住した両親のもと、ブリスベンで生まれたガウトは「ずっとこの記録を狙ってきたが、今年かなえられるとは思っていなかった。来年か再来年かと思っていた」と驚きつつ、「プレッシャーがダイヤモンドを作ると言うが、今の自分はダイヤモンド以上になったと思う」と話した。

20秒04は18歳以下としても史上2番目に速いタイムで、前日の100メートルでは追い風参考ながら10秒04を出してポテンシャルの高さを示している。公共放送ABCによると、来月には米国に行き、パリ五輪の100メートルで金メダルを獲得したノア・ライルズ(米国)と共にトレーニングを行う予定だという。(c)AFP