【12月7日 AFP】インドネシア中部にあるプランテーション(大規模農園)で働く女性が、ワニに襲われて死亡した。警察が明らかにした。ワニがくわえていた女性の遺体は奪還したという。

インドネシアには複数種のワニが生息しており、人が襲われて死亡する事故が後を絶たない。

女性(44)は、カリマンタン島(ボルネオ島)にある西カリマンタン州にあるパーム油の原料であるアブラヤシ農園で同僚1人と一緒に働いていた時、ワニに遭遇。追い掛けられて左手をかまれ、水路に引きずり込まれた。

同僚はワニにくわえられた女性を引っ張ったが、ワニの抵抗に遭って助けられなかったため、港湾地区ケタパンにある警察に通報しに走った。

現地の警察署長は5日夜の声明で、「90分間の捜索の後、犠牲者の遺体を発見した」と述べた。

救助隊が襲撃地点から「そう遠くない場所」で、女性の遺体をくわえたワニを発見。近づくと、ワニは遺体を離したという。(c)AFP